【プラントベースから見た肉の影響とは?】

お肉の影響のアイキャッチ -プラントベース栄養学-

ご訪問ありがとうございます。jeenです。

この記事では、「プラントベースからみたお肉が人の身体と環境にどのような影響を与えるのか」を紹介しています。

おそらく小さい頃から今もなお、頻繁にお肉を食べている方もきっといるのではないでしょうか?
「元気な身体を作る為」や「タンパク質をきちんととりたい」「お肉が大好き」等….

結論から言いますと、お肉を頻繁に食べることで「お肉は病気の原因になる可能性が高くなる食べ物」「肉の食べる量を減らすことで地球環境や動物達への様々な問題が解決でき将来的に地球が平和になる」と言えます。

現代は、どこに行ってもお肉を選択する機会が自然に多いように感じますが、この記事を読んで、お肉について少しでも関心を持っていただけたら幸いです。

【肉は良質なタンパク源?】

国や地域、昔ながらの習慣から様々な種類のお肉を人様たちは食していますね。

両親が食べていたらなんの躊躇い(ためらい)もなく子供も食べるのが当たり前のように感じますし、栄養士さんやお医者さんが勧めてくれば、なおさら食べた方が良いのかなと思ってしまいます。

これは、以前の私が思っていた事でした。

昔の人は、お肉を生きるために必要な分だけありがたく食べていたと思います。戦争が終わってからもそれほど毎日食卓にでてくるわけではなかったと思います。でも、現代ではどうでしょう?欧米化が進んでいることもあり、食べたい時に簡単に食べる事ができるようになりましたね。

本当にお肉には良質なタンパク質が摂取できるのでしょうか?はじめに「野菜とお肉の栄養の差」を紹介します。

【野菜と肉の栄養を比較】

ブロッコリーとステーキ肉を想像してみてください。どちらがよりタンパク質があるように見えますか?「断然ステーキではないのかな?」と思いますよね。

ですが驚いたことにブロッコリーに含まれるタンパク質はステーキ肉の2.2倍もあるそうです。カルシウムで見ると68倍、鉄は10倍、ビタミンAは214倍、Eは60倍も多い結果となっています。

他にも、野菜には他にも食物繊維ファイトケミカルなど身体に良いものが含まれていますが残念ながら、お肉にはこれらの栄養は全くありません。あるのはコレステロールと脂肪類など身体に入れたくないものばかりです。

ファイトケミカルとは?】
ファイトケミカルとは、健康の維持や改善に欠かせない成分です。

・抗酸化作用
・肥満予防
・免疫向上

などなど私たちの身体にとって必要な働きをしてくれます。この素晴らしいファイトケミカルは、野菜や果物、豆類、海藻類、お茶やハーブに含まれています。

参考元:「50代からの超健康革命」より

【肉を摂取し続けると原因になる病気】

次にお肉を食べ続けることどのような病気の原因になるのかご紹介します。
・がん
・糖尿病
・脳卒中
・骨粗鬆症
・膀胱炎
・カンジダ等(女性特有の悩み)

がんや脳卒中は聞いた事があると思いますが、意外にも骨粗鬆症や膀胱炎、女性特有の病気の原因にも繋がるのには驚きますよね。

【人は、動物性タンパク質を沢山消化できい生き物】

そもそも私たち人間の身体は果食動物なんです。その為、沢山の動物性タンパク質や脂肪、コレステロールを処理できないようにつくられておらず、日頃から大量に動物性の食品を摂取していると身体へ無理な負担が増えていき、結果的に病気になってしまうのです。

参考元:「50代からの超健康革命」より

【果食動物とは?】
チンパンジーやゴリラなど果物や木の実等を主に食べている動物たち(霊長類)の事を言います。彼らの食べ物は植物性の食べ物がベースです。私達人間は、彼らの仲間になります。

ただ様々な種類の植物性の食べ物をたくさん食べれば良いのです。細かい計算は、体のほうが全てやってくれます。
引用元:「WHOLE」より

🌱1日にどんな食べ物をどのくらい食べるのかかわからない方へ、ぜひちらの記事も参考にしてみてください。

【肉が与える環境への影響とは?】

ここでは、お肉をはじめ動物性の食品が環境にどのような影響を与えているのかご紹介します。

  • 動物性タンパク質の生成には植物性タンパク質の8倍相当の化石燃料が必要
  • 牛からでるメタンガスは、二酸化炭素(CO₂)よりも温室効果が約25倍強いため地球温暖化を加速させる原因になっている
  • 家畜全体で、アメリカ国内の人口全体の5倍相当の穀物を消費
  • 植物ベースの食べ物と同じカロリー数の食べ物を動物で作ろうとすると、約5~50倍の土地と水源が必要(※動物の種類や育てられている環境で変わる)
  • 家畜を育てる為の土壌確保による森林伐採
  • 動物ベースの食事を続ける事で地球の温暖化が18%も進んでしまう(FAO:食糧農業機関の報告)

普段何げなく食べている動物性食品の消費が、土壌の劣化、地下水の汚染、森林の破壊、化石燃料の消耗、地下水の汚染などに大きく関わっていますね。

きっと多くの人たちは動物性の食品が、こんなにも地球環境に影響しているとは気づいていないのでしょうか。実際に私も、この事を知るまで全くわかりませんでしたし考えもできませんでした。

今日地球環境問題が深刻になっている中で、少しでも自分の行いが将来のためになるように今も、これからも選択したいと強く思いました。

【情報】
ここでは、主に動物ベースが環境に与える影響をお伝えしましたが、実は環境だけでなく貧困にも大きく関係しています。もっと詳しく知りたい方はぜひコリン・キャベル博士の「WHOLE」を読んでみてください。
今まで当たり前だと思っていたことが実は間違っていたり、世界全体の状況もわかります。とてもおすすめできる本です。

参考元:「WHOLE」、IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change、気候変動に関する政府間パネル)より

🌱「WHOLE」の本について書いた記事もあります。ぜひみてみてください。

【プラントベースの食事はメリットがたくさん】

ここまで、お肉が私達人間の身体と環境に与える影響を紹介してきました。では反対に「プラントベースの食事を選択する事は私たちにどのような利点」があるのかをご紹介します。

  • がんや様々な病気の予防進行をストップしてくれる
  • 消化を助ける
  • 便秘の改善をしてくれる
  • 生理痛がなくなった
  • 余分な体脂肪をとってくれる
  • 視力が改善される
  • 肌つやが良くなる
  • 免疫力が上がる
  • 筋肉の柔軟性が上がる
  • 毎日快適に過ごすことが出来る
  • 思考力が向上する
  • 医療費の節約できる
  • 感染症の予防に繋がる
  • 環境問題に大きく貢献出来る

上記に書いただけでも沢山の良い事をプラントベースの食事によって得られます。ですが、一人一人身体に起こる体感は違うので、おそらくもっと色々な良い影響があると言えるでしょう。

ここで一番知ってもらいたいことは、 「動物性の食品はがん細胞の成長を助けてしまいますが、植物性の食品はがん細胞の成長をストップ」してくれるということです。

こんなに嬉しい事はないですよね!

また、人は食べたものでできていると良く言われますが様々な病気の原因は、小さい頃から食べている物も大きく関係しています。小さな頃からジャンクな食べ物が多ければ、その分早く現代病になる確率も高くなるでしょう。

なるべく自然でできた添加物の少ない物、お母さんの愛情たっぷりな食べ物を食べさせてあげたいですね。

【お肉を食べない日(ミートフリーデー)を取り入れてみよう!】

ぜひこの機会にホールフードプラントベースで1日過ごしてみませんか?お肉を食べない日はどんな物を食べて良いのか少し悩むかもしれませんが、意外と簡単に1日過ごすことができますよ!

以下に簡単な1日の食事の例を書いてみました。

<1日の食事例>


<ご飯>(おすすめは玄米や胚芽米など)
<梅干しやのり>
具沢山の味噌汁

  • えのき
  • 人参
  • 豆腐
  • 大根
  • 味噌
  • 昆布だし

<長芋のソテー>

  • 長芋
  • 醤油

※長芋をそのまま焼くと焦げがつきやすいのでお水を少し入れて、蒸し焼きにするのがおすすめです。

<フルーツ>(りんごやブルーベリー)

お昼

<全粒粉の和風醤油パスタ>

  • ブロッコリー
  • ひよこ豆
  • コーン
  • きのこの出し汁や昆布出し
  • みりん(なくてもOK)
  • 醤油
  • パセリやアルファルファなど最後に飾る

<グリーンとナッツのサラダ>

  • ケールやレタスなどお好みの野菜
  • トマトやキウイなど
  • クルミやカシューナッツ、アーモンド

(ドレッシング)

  • 人参のすりおろし・アップルヴィネガー
  • デーツシロップ

おやつ

  • デーツや干し芋、豆乳とバナナのスムージーなど

<レンテル豆のトマトスープ>

  • レンテル豆
  • ローリエ
  • 玉ねぎ
  • トマト(中玉半分)
  • キャベツ
  • 味噌
  • クミン

<小松菜の胡麻和え>

  • 小松菜
  • ねりごま
  • いりごま

<かぼちゃガーリック炒め>

  • かぼちゃ
  • しめじ
  • 醤油
  • にんにく(無くても可)

<ご飯>(おすすめは玄米や胚芽米など)

幸いにも日本は、大豆製品や発酵食品が昔から食べられており身近に取り入れやすいのが魅力です。それにプラスして、プラントベースの基本な食材「果物、穀物類、緑黄色野菜、ナッツ類、豆類、シード類(種子)」をメニューに入れてあげるだけでいいんです。

1食でまとめて摂る必要はありません。無理せず1日の食事の中でできる範囲で入れてみてください。お皿に虹を作るように色々な種類の食品を飾ると気分も上がり楽しいご飯の時間が増えますよ✨

        🌱instagramに日々の食事を投稿しています。良ければ覗いてみてください。

【お店で買う際のPOINT!】

最近では、コンビニや大手スーパーでも植物性ベースの食品が買うことが出来きるようになりとてもありがたいですね。でも、原材料を見てみると身体に良くないものが使われていたりもします。
ホールフードプラントベース(WFPB)の食事をする際特に注意するべきところをまとめてみました。

  • 加工されていない物を選ぶ(ヴィーガン⚪︎・プラントベース⚪︎)
  • ジャンクフードは避ける(ヴィーガン⚪︎・プラントベース△)
  • 精製されていない物を選ぶ(ヴィーガン⚪︎・プラントベース△)
  • 添加物が入っていないか
  • が使われていないか(ヴィーガン⚪︎・プラントベース△)
  • 砂糖が使われていないか(ヴィーガン⚪︎・プラントベース△)
  • 動物性のものは使われていないか
  • が使われていないか(ヴィーガン⚪︎・プラントベース△)

※ヴィーガンの方やプラントベースの食事をする方は、制限の幅も広がってきます。

あれもこれも、制限をしてしまうと食べるものがないのでは?ときっと思ってしまいす。はじめは、無理なくできる範囲で生活に取り入れてみて徐々に慣れて行くといいかもしれません。スモールステップで長期的に続ることが大切です。

【終わりに】

いかがでしたでしょうか?
毎日何気なく食べていたお肉ですが、全体を通してみてみると私たちの身体だけでなく地球の平和にも繋がるということをご紹介しました。

ぜひ、一日一食!からでもお肉をお休みする日を取り入れてみてはいかがでしょうか。最近では、お店でお肉の代替品を簡単に買うことができますし、プラントベース対応(ヴィーガン、ベジタリアン)の飲食店やカフェもどんどん増えています。自分では作れないメニューを見つけるのも楽しいですし、見た目も味も良いものが多いのにきっと驚くと思います。

何事もストイックに行うより気楽に取り組むのが一番です♩自分が健康になるだけではなく、家族や環境や動物たち。世界の皆さんがハッピィーな生活を送れますように✨

最後まで読んでくださりありがとうございました。

🌱私は「VEG MAMA」でプラントベース栄養学を学びました。

※「プラントベース栄養学」にご興味を持っていただけ方、お話をもっと聞いてみたいなと思った方は、個別でお話しもいたしておりますし、お気軽にコメントもお待ちしています!


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